免疫力を高めるための栄養成分小事典

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ポリフェノールの免疫力効果

ポリフェノールの効果・効能

 ポリフェノールの主な免疫力効果には、強い抗酸化作用によって活性酸素から細胞を守ることや、細胞の老化の抑制、生活習慣病の予防などがあります。

 ポリフェノールは、植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したもので、植物の光合成に伴って生成される植物の苦みや渋み、色素の成分となる化合物の総称のことです。そのため植物の葉や茎、実などに含まれています。

 そもそもポリフェノールはフレンチパラドックスという、フランス人は肉やバターなどの高カロリーな食生活を送っているにも関わらず、他の欧州諸国に比べて 心臓病による死亡率が低いという矛盾についての研究で注目されるようになりました。

 このフレンチパラドックスの現象に注目したフランスの科学者が、フレン チパラドックスの要因はフランス人が日常的に赤ワインにあるという考察を発表し、それによって研究者の赤ワインに対する注目が高まったとされます。このこ とがきっかけで抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれている赤ワインには、心臓病をはじめとする循環器疾患を予防する効果があると期待されるよう になったと言われています。

 また、自然界にはポリフェノールがおよそ5000種類にも及んでいるとも言われています。複数の水酸基(OH基)が結合したベンゼン環をもっているのが特徴で、このOH基は活性酸素やフリーラジカルといった有害物質を捕らえ、安定した無害な物質に変える作用があります。このために、ポリフェノールは強力な抗酸化作用があると言われています。

 ポリフェノールはほとんどの植物に含まれている成分で、ストレスからくる肌荒れ抑える効果や、活性酸素の働きを抑制し、細胞の老化を防止してくれる免疫力効果があるという点はほぼ共通しています。

 そのため、普段から抗酸化作用があるポリフェノールを摂るようにすることは、免疫力アップに効果的なのです。

 ポリフェノールの代表的なものとしては、アントシアニン、イソフラボン、カテキン、カカオマスなどがあります。

 ちなみにポリフェノールは一度にたくさん摂取しても体内に蓄積されず、その持続効果は2~3時間と短いため、免疫力を高めるにはこまめに摂取するほうが効果的だとされています。
 
 ポリフェノールを豊富に含んでいる主な食べ物には、赤ワイン、大豆、緑茶、ごま、バナナ、生姜、蕎麦、プルーン、カカオ、春菊、れんこん、紫芋、ブルーベリー、などがあります。

 ポリフェノールは、食品の中に自然に含まれている植物成分なので、過剰摂取しても特に重篤な副作用は無いとされています。ただし、大豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモンの働きに似ているので、摂りすぎるとホルモンのバランスが崩れることがあるとされています。